📌 “教えるAI”と話してみよう|ChatGPTとの対話入門


60代男性がAIに話しかけている様子

📌 はじめに|AIとの会話は、緊張しなくて大丈夫

「ChatGPTにどう話しかけたらいいかわからない」
そんな声を、最近よく耳にします。
人と話すのと違って、相手は“AI”ですから、最初は戸惑って当然です。

でも安心してください。
ポイントはたったひとつ――**「伝える順番」と「問いの形」**をちょっと工夫するだけで、ぐっと自然に対話が始められます。

この回では、「AIとの会話を始める基本の型」をやさしく解説します。

※AIとの付き合い方そのものに不安がある方は、まずはこちらの第1回記事もあわせてお読みください。


✅ まずは、話しかける前のひと工夫

「質問だけ vs 自己紹介つき質問の比較

AIに話しかけるときにありがちなのが、「いきなり本題を聞いてしまう」パターンです。

たとえば

「副業で稼げる方法を教えて」
と質問するよりも、
「60代で再雇用中です。65歳以降も生活費を確保したく、副業を探しています」
と伝えるほうが、AIは**“あなたに合わせた”**回答をしやすくなります。

つまり、「自己紹介+目的」をひとこと添えることで、AIの理解が深まり、より具体的で役に立つ答えが返ってきやすくなるのです。


✅ 問いかけの基本は“シンプル+背景”

では、実際にどう問いかければいいのでしょう?
コツは、「まず結論(聞きたいこと)」→「その背景(目的や前提)」の順で伝えること。

たとえばこんな感じです。

Q. 質問だけ:
「投資初心者におすすめの銘柄は?」

Q. 自己紹介+目的あり:
「60代で投資を始めようとしています。退職金の一部を無理なく運用したいのですが、初心者におすすめの銘柄はありますか?」

「背景と目的」を伝えると、AIは“その人にとって適した提案”をしやすくなります。
これは、人と話すときにも似ていますよね。


✅ 実際に試してみよう:AIとの対話例

💬「60代の再雇用中ですが、65歳以降の収入を確保するために副業を始めたいです。未経験者でも取り組める副業を教えてください。」

このように問いかけるだけで、AIはあなたの状況をふまえて、丁寧に答えようとします。
「再雇用」「未経験」「収入確保」というキーワードがヒントになるのです。


✅ おすすめのテンプレート

ChatGPTとの最初のやりとりは、こんな感じでOK!

私は〇〇歳で〇〇の立場です。〇〇の目的で知りたいと思っています。何をすべきかアドバイスください。

慣れてくると、「もう少し詳しく」「例を出して」など、こちらからリクエストすることで、会話の質も自然と上がっていきます。


📌 まとめ|AIとの会話の第一歩は、“あなたを伝えること”から

「AIと並んで歩くシニア男性の後ろ姿

AIは万能ではありませんが、あなたが**「何者で」「何をしたいのか」**を伝えれば伝えるほど、味方になってくれる存在です。
初対面のAIと話すときは、遠慮せずに「自己紹介+目的」を添えること
それだけで、AIとの対話はずっとスムーズになります。

▶ AIとの付き合い方そのものに自信がない方は、第1回「AIは敵か味方か?」の記事から読んでおくと、より安心して進められます。


👉 次回予告

第3回|AIに“自分の考え”を育ててもらう方法
→ ChatGPTに自分の考えを話すことで、思考がどう深まるかを体験ベースで紹介します。