📌 はじめに|「虫=敵」は、もう古い。
野菜づくりを始めた頃、葉の裏に虫を見つけるたび、すぐに潰していました。
「虫=全部害虫」と思っていたんです。
でも、アドバイザーの方から、こう言いました。
「それ、テントウムシの幼虫だよ。アブラムシを食べてくれる益虫だよ」
その瞬間、虫を見る目が変わりました。
虫はただの敵ではない。見極める目が必要だと気づいたのです。
✅ 害虫の放置は、畑を一瞬で壊す
たとえばキャベツに青虫。
モンシロチョウの幼虫は、2〜3日で葉を丸裸にしてしまう強敵です。
油断すれば一晩で被害が広がることもあります。
これはまるでプログラムのバグのよう。
見つけ次第、すぐ対処しないと類似の不良が全体に広がってしまいます。
畑でも同じ。
観察 → 早期発見 → 適切な対処。
このマネジメントサイクルが、野菜を守る鍵になるのです。
✅ 益虫の活躍は、気づけば頼もしい存在に
一方で、畑の味方もいます。
代表格はテントウムシ。
アブラムシを1日に30〜50匹も食べる、まさに小さなヒーローです。
クモやカマキリも、ヨトウムシやバッタなどをしっかり捕まえてくれます。
まるで、チームを静かに支えてくれるキーマンのよう。
気づけば自然に、畑の問題を“処理”してくれている。
彼らを活かすには、排除せずに環境ごと整える視点が大切なんです。
✅ 判断力が育つと、畑はもっと面白くなる
最初は「虫がいる」だった視点が、
「これは青虫だから危険」「これは益虫だから残す」へと変わる。
すると、畑の風景が情報として読み取れるようになるんです。
葉の色、虫の動き、天気、気温…
それらを踏まえて、今、何を選ぶべきかを判断する醍醐味が生まれます。
これはまさに、仕事で培ったマネジメントに近い感覚。
正解が一つじゃない中で選ぶ力──それが畑で蘇ります。
そしてなにより、
シニアになっても活かせるマネジメント力として、再び輝いてくるんです。
✅ 害虫・益虫リスト:見極めの第一歩
害虫(すぐに対応したい)
青虫(モンシロチョウの幼虫):キャベツを2〜3日で全滅
アブラムシ:葉を弱らせ、病気の元に
ヨトウムシ:夜間に出てきて葉や茎を切断
コガネムシ(幼虫):根を食べて株ごと枯らす
益虫(積極的に守りたい)
テントウムシ:アブラムシを1日30〜50匹捕食
クモ(ハエトリグモなど):小型の飛来害虫をキャッチ
カマキリ:広範囲の害虫に対応
ミミズ:土壌を豊かに保つ“土の職人”
敵と味方の違いを知ることが、最初のマネジメント。
「全部退治」から一歩進んだ“判断力のある家庭菜園”を楽しみませんか?
📌 まとめ|家庭菜園には正しい知識が必要
私がこの判断力を身につけられたのは、シェア畑で学んだ経験があったからです。
必要な道具が全部そろっていて
有機無農薬の指導があり
アドバイザーが常にサポートしてくれる
特に、虫や病気にどう対応すればいいか。
「一人で悩まない畑」というのが、続けられた理由です。
「俺にもできるかも」と思った方は、まずは見学から。
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