📌 はじめに|想定外は当たり前
畑での野菜づくりは、まず栽培計画を立てるところから始まります。
どのウネに「何を植えるか」「いつ種撒きや苗植えをするか」「どのタイミングで追肥や収穫を行うか」。
計画通りに進めば、立派な野菜ができます
――しかし、現実は計画どおりには行きません。
タネをまいても発芽しなかったり、芽が出たと思えば虫に食べられ、育ったと思ったら病気になり、収穫前には鳥にやられる。
畑での野菜づくりは、“想定外”がむしろ当たり前。
だからこそ、必要なのは知識以上に、柔軟に対応する力だと感じています。
✅ 発芽しない──「ちゃんと撒いたのに…」から始まる試練
- 種が古くて発芽力が落ちていた
- 日照時間が足りなかった
【私の対処法】
余っていた種を撒いても発芽せず、新しい種を撒いたら、あっさり発芽しました。種を撒いても発芽しない場合、1週間後・2週間後に再度撒くと、発芽したりします。
それ以来、「うまくいかなければやり直す」ことをためらわなくなりました。
✅ 虫に食われる──朝の青々した葉が、昼には無残
キュウリやスイカにはウリハムシが、キャベツにはアオムシが好んで集まってきます。
- 放っておくと葉が穴だらけに
- 成長点まで食べられて再生不能に
【私の対処法】
ウリハムシには、トウガラシを焼酎に漬けた自家製スプレーを使用。
アオムシには、防虫ネットと寒冷紗を覆うようにしています
✅ 鳥に食べられる──実り目前の落胆
特にスナップエンドウやグリーンピースなどの豆類は、鳥に狙われやすい作物です。
【私の対処法】
CDやテグス、防鳥テープなど、状況に応じた対策を使い分けています。
収穫間近の作物には、特に注意が必要です。
✅ 病気が出る──葉の変色、斑点、広がる異変
うどんこ病やべと病など、菌による病気は広がりが早く、厄介です。
【私の対処法】
被害部分を除去し、酢や重曹のスプレーで自然に対処。
自然由来の方法は野菜にも優しく、再発防止にも。
📌 まとめ|“対応力”の大切さ
まず、計画を立てることが大事です。しかし、計画どおりに行かなかった時に、原因を早期に見つけ、的確に対処することがもっと大事です。
想定外への柔軟な対応力、早期の問題発見と対策、現場の状況判断――。
畑での野菜づくりは、我々シニアにとって、仕事で培ってきた経験を活かせる第二の現場とも言えます。
💡 想定外を楽しむ畑での野菜づくり
- まずはアドバイザー付きの野菜づくりから始める
- 野菜づくりの基礎がわかるBOOKで知識を習得する
- 春夏~秋冬野菜を3年間程度実践して経験を積む