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【なぜ私はJCSQE中級を選んだのか?】PMP保有者が語る品質資格の決め手

はじめに|「品質って、誰がどう保証すべきものなんだろう?」

ソフトウェア開発の現場で、そんな疑問を抱いたことはありませんか?

私は長年、金融系の大規模プロジェクトに携わる中で、

“品質”という目に見えない領域の難しさと重要性に何度も直面してきました。

この記事では、

私がなぜJCSQE中級を選び、挑戦しようと思ったのか

PMPや他の資格との比較を交えながら、その理由と背景をお話しします。

品質課題に直面し、悩みながらパソコンを見つめるエンジニア

✅ 実務経験だけでは超えられない「品質の壁」

私は某メーカー系ソフトウェア子会社に入社後、約25年、

金融系システムの開発・企画部門を経験し、現在は品質管理に携わっています。

社内教育や現場経験から、品質について学んできたつもりでしたが、

再発するバグ 形骸化したレビュー 属人化した品質活動 など、実際の現場で直面する課題は、経験だけでは限界があると痛感しました。

✅ PMPは持っていた。でも“品質”が弱かった

私はすでに**PMP(Project Management Professional)**資格を取得していました。

プロジェクト全体の管理について体系的に学んだ一方で、品質の深堀りには至っていませんでした。

プロジェクトを“どう進めるか”ではなく、

成果物の品質を“どう保証するか”を、もっと深く学びたい。

そう感じたことが、品質系資格を探すきっかけでした。

✅ JSTQBとの比較でJCSQEを選んだ理由

JSTQBとJCSQEを比較しながら、自分に合う資格を見極める姿

品質資格の候補には**JSTQB(ソフトウェアテスト技術者認定)**もありました。

JSTQBはテスト設計や技法に特化しており、テスト担当者には適しています。

しかし私の業務は、レビューや工程設計、外注管理など品質全体の構築が中心。

その点でJCSQE(ソフトウェア品質技術者資格認定)は、

レビュー手法 品質保証体制 KPI設計 など、より上流から品質を設計する視点が学べる資格でした。

✅ 中級試験で突きつけられた“品質を語る力”の壁

初級合格後、私は中級を受験しましたが…結果は不合格。

中級で求められるのは、

現場の課題を抽出する力 要因を分析して構造化する力 実効性のある改善提案を書く力

単なる知識の暗記ではなく、**“品質を言語化して伝える力”**が求められていたのです。

✅ PMPで学んだプロマネ思考が、ここでつながった

ここで役立ったのが、PMPで身につけた構造化思考でした。

WBSで課題を分解する発想 リスク管理や是正アクションの考え方 PDCAを回す品質改善のプロセス感覚

JCSQE中級は、品質分野におけるプロジェクトマネジメントの応用だと気づきました。

品質マネジメントを語れるようになった自信あるエンジニア

✅ 合格後に起きた、現場での確かな変化

3年目に中級へ再挑戦し、無事合格。

その後、プロジェクトで次のような変化がありました:

レビュー設計の質が明確に向上 品質KPIをチームで共通認識できるようになった 「品質の話が伝わりやすくなった」と開発側からも好評

品質を論理的に語れるようになったことで、信頼性が増しました。

まとめ|品質に悩んだからこそ、私はJCSQEを選んだ

実務経験だけでは乗り越えられない品質の壁を感じた PMPやJSTQBとの違いを理解し、JCSQE中級の本質を見極めて選んだ 中級で学んだ「課題発見と改善提案力」は、現場で確実に活きている

✅ 次回予告

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