・Excel VBAによる自動投票にハマる「中高年(40~50歳代)の賃金事情(第9回)」でも記載したが、私がJRAのJRA-VANで提供されるデータをExcel_VBAによって制御・分析し自動投票を行うようになったのは、今から15年以上も前のことになる。 データの入手方法や自動投票については、VB.NetやExcel VBAを駆使してサンプルコードから見様見真似で作成してきた。 そんなある日、ふと頭を過った言葉があった「競馬を一番知っているのは実は人間である」というものである。 つまり、競馬などのギャンブルは不確定要素の塊ではあるが、”一定の正しい判断がなされた結果が反映されたオッズデータは存在する”のではないかという推察した。そうであれば、一定の法則・理論で購入(投資)でき、『競馬を投資(的)捉える』ことが出来るのではないかと考えた。 |
・競馬を投資として捉える競馬を投資として捉えるに当たって立てた指針は次の3点である。 ①買い目は1点に絞る(単勝&複勝)・・・リスクの最小化 ②オッズデータから人気馬が一定数に絞られたレースを厳選する・・・勝率&回収率のUP ③扱うオッズデータは、(ある程度)精度が高い断面のものを用いる・・・データの信憑性確保 |
・リスクの最小化投資的に考えるには一定の理論・法則に基づいた成長が見込まれるものでないとならない。 また、”投機”ではないと捉えると”一か八か”ではなく、一定の勝率が求めらるためリスク軽減して単勝・複勝式に限定して購入(投資)する方針とした。 |
・勝率&回収率のUP単勝と複勝のオッズデータから母集団を求め、実質的な頭数を求める。 また、「単勝・複勝オッズデータの母集団内にいる共通人気馬は何頭なのか」を求まる。 例えば、実質4頭立てで単複共通人気馬が2頭の場合は、「総4共2」というパターンに分類するという具合である。 このパターン毎の分析・解析結果から、勝率・回収率が期待値以上のレースを購入(投資)することにより勝率&回収率のUPを図る方針とした。 |
・データの信憑性確保オッズデータは競馬ファンの意思の表れと言える。 JRAの場合は前売りが基本的にあり、レース開催前日の夕方から投票が可能となっている。私は、前日に投票するファンは熱狂的な競馬好きか競走データなどの分析・解析によって投票しているイメージが湧いた。つまり、一定の精度があるデータを形成する可能性が高いのではないかと仮定した。 その結果、レース開催日当日の朝6時時点(断面)のデータの信憑性が高い傾向にあるという判断に至った。また、地方競馬では販売開始10時の1時間後、ナイターの場合は販売開始12時の2時間後のデータを「予想断面」と定義した。 これにより、データの信憑性確保に近づけると考えた。 |
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