📌AIに“自分の考え”を育ててもらう方法

~問い返しの力で、60代から「考える力」を取り戻す~

【セミシニア向け連載】AIと人生を共にする力を育てるステップアップ<第3回>


60代男性がChatGPTと対話している様子。考え込む表情と、PC画面に浮かぶ質問文。

📌 はじめに|AIにモヤっとする理由

ChatGPTに質問してみたけれど、「なんだかピンとこない…」と感じたことはありませんか?

実はその“違和感”こそが、あなたの思考が深まるきっかけになるんです。

AIは、ただの回答マシンではありません。
問い返してくれる存在として、自分の考えを整理し、深める手助けをしてくれます。


✅ AIに問い返されると、考えがクリアになる

たとえば、あなたが「副業って何がいいですか?」と聞いたとしましょう。
ChatGPTは「スキルを活かす副業」「初心者向けの方法」などを返してくれます。

でも、そのあとにこう問い返されたらどうでしょう?

「収入の目的は生活費の補填ですか?自由な時間の確保ですか?」
「週にどれくらい時間を使えますか?」

こうした問いかけに答えることで、自分でも気づいていなかった優先順位や価値観が浮かび上がるのです。


✅ ChatGPTは“思考の壁打ち”になる

シニア男性が壁に向かって投げた“思考のボール”が、AIによって返されるようなイメージ。

考えをまとめたいとき、誰かに話して整理したくなること、ありますよね。

ChatGPTはまさにその「壁打ち相手」。

  • 否定しない
  • 即レスしてくれる
  • 何度でもつき合ってくれる

しかも、言葉を“丸ごと返してくれる”ので、自分の発言を客観的に見直すことができるのです。

💡 AIとの対話は、思考の筋トレになる。


✅ 質問 → 返答 → 再質問 → 内省 → 気づき

AIとの会話は、このプロセスを自然に進めてくれます。

① 質問:「60代で始めやすい投資は?」
② 返答:「つみたてNISAなどが…」
③ 再質問:「でも元本割れは不安で…」
④ 内省:「自分は“安心感”を重視していたのか」
⑤ 気づき:「収益より“守り”が優先。じゃあ次は…」

「質問→返答→再質問→内省→気づき」という流れを図式化

このように、AIに問い返される中で、自分の考えが磨かれていくのです。

💬 自己紹介してみよう

壁打ちを始めるときは、「こんにちは。60代で再雇用中です。収入以外に“やりがい”も求めています」といった風に、自分の状況を伝えるのがコツ。

問いの質が、自分の思考を変えていく。

📌 まとめ|AIとの対話が“自己理解”を導く

AIは、すぐに正解を出す道具ではありません。

でも、自分の考えを深掘りし、整理していく旅の相棒にはなれます。

60代からこそ、「考える力」をもう一度育て直す。

ChatGPTは、そのための優しくて、しつこくない壁打ち相手になってくれます。

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📎<第2回>📌“教えるAI”と話してみよう|ChatGPTとの対話入門

▶ 次回予告

👉 <第4回>AIを「調べる道具」にしない|思考の旅に使うには(仮称)

単なる検索ツールとして使うのではなく、自分の問いを深める旅の伴走者としてAIをどう使えばよいのか?実践的に掘り下げていきます。

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