種類の異なる野菜を混植(一緒に植える)することで互いの性質が影響しあって、病害虫が抑えられたり、元気に野菜が育つ組み合わせをコンパニオンプランツ(共栄作物)とよびます。
セカンドライフでの野菜の自給自足を夢見て、シェア畑で野菜づくりにチャレンジ中です。
野菜づくりの基礎から知りたい方、無農薬野菜に興味がある方、将来農業を目指している方におすすめです。
種類の異なる野菜を混植(一緒に植える)することで互いの性質が影響しあって、病害虫が抑えられたり、元気に野菜が育つ組み合わせをコンパニオンプランツ(共栄作物)とよびます。
・マルチの上はきれいにする マルチに穴をあけて苗を植え付けたり、肥料をあげる時に、マルチの上に土がかかったり、のってしまうことがあります。そんな時はマルチの上の土をとり、きれいにするようにしてあげます。土の中には様々な微生物が潜んでおり、中には病気を起こす菌も存在します。マルチの上に土がのっていると、雨や水やりの時に泥がはねて、野菜の小さな傷口から病気が侵入してきてしまうことがあります。泥はね防止効果のあるマルチの上に土がのっていては効果がなくなってしまうので注意しましょう。 | |
・肥料や水やりは適度にする 肥料を決められた量以上与えると、根が傷んでしまい弱ってしまいます。また、土が湿っているにもかかわらず、水やりをし過ぎてしまうと土の中の空気がなくなってしまい根が呼吸できず、腐ってしまいます(病気が発生してしまうこともあります)。肥料や水やりを適度に行うことが大切です。 | |
・土のpH(酸度)を調整する 多くの野菜が健全に生育できる土壌の環境は一般的に弱酸性(pH:6.0~6.5)と言われています。pHが酸性に偏りすぎると、カビなどの病気(根こぶ病、萎凋病など)が発生しやすくなります。またアルカリ性に偏ると、細菌による病気が発生しやすくなります。 | |
・連鎖障害を防ぐ 同じ科の野菜を何度も同じ場所で植えることで、土の中の栄養バランスが偏ったり、その野菜を好む病気などが、土の中に増えて野菜の生育を妨げてしまうことがあります。これを連鎖障害と言います。根にコブをつくってしまう、センチュウや根こぶ病などは連鎖障害の一つです。例えばトマトとナスなどのように別々の野菜でも同じナス科のため、続けて栽培することで連鎖障害を起こしてしまうことがあります。 |
■手でつかまえる・防虫ネットをはる 基本的に虫がついていたら素手でつかまえるか、刷毛などを使って地道にとりのぞくのが最も効果的です。また、野菜を植え付けた際に防虫ネットをはるのも効果的です。ただ、ネットをつけただけで安心せずに、日常的にネットを開いて害虫のチェックをすることが大切です。 | |
■雑草をとりのぞく 土づくりの時に雑草が生えていたり、畑にしたばかりの土地では雑草に害虫が卵をうみつけていることがあります。特にイネ科の雑草にはカブラヤガ(ネキリムシ)が産卵している可能性があるため、スコップやクワで雑草ごと土にすきこんだりせず、引っこ抜いてしまった方が安全です。またコガネムシの幼虫なども潜んでいることがあるため、ウネを作る時は移植ごてなどで3~5cmくらい起こして虫が潜んでいないか確認すると被害をおさえることができます。 | |
■肥料の量を守る 追肥をする際に決められた量より多く施してしまったりすると、アブラムシなどがにおいにつられて集まってきてしまうことがあります。肥料の量は守るようにしましょう。 |
■自然農薬を使う
種類 | 材料 | 効果 | 利用方法 | 注意点・備考 |
唐辛子焼酎液 | ・ホワイトリカー ・とうがらし ・水 | 害虫忌避 | 週に一回ほど全体にい散布。葉の表裏に1吹きずつ | 天気が良い日に散布。散布し過ぎると野菜が傷むので注意。 |
油せっけん水 | ・サラダ油 ・水 ・食器洗剤(無香料無着色) | アブラムシの死滅 | アブラムシ発生部分に1~2吹き散布 | 散布後10分ほどで死滅。 |
重曹液 | ・重曹(粉状のもの) ・水 | うどんこ病対策 | 病気発生の葉を除去し、周囲の葉に散布。葉の表裏に1吹きずつ |