マルチ張り4

マルチ張り

マルチとは、マルチング(地面を覆うこと)の略で、野菜づくりの際にウネの表面を覆う資材のことをいいます。
マルチの主な役割は次の通りです。
・雑草防止効果
・保温効果(土壌の表面の乾燥を防ぐ)
・保湿効果(温度を保つ、季節により温度を調整できる)
・病気予防(雨で土がはね返り、植物の傷口に触れ感染するのを防ぐ)
・肥料流亡の防止(雨や水やりで肥料が流れてしまうことを防ぐ)
・団粒構造の維持(雨や水や風などで土の団粒構造が崩れるのを防ぐ)

■マルチの張り方
必要な道具:クワ・スコップ・マルチ・マルチ留め・ならし板・移植ごて
 
①ウネの団粒周りに溝をつくります。
マルチは風で飛ばされやすいので、四隅の裾を土の中に埋めるようにします。まずは、ウネの周囲に、マルチを埋めるための溝を掘ります。ウネ立てとは逆で、土は外にすくい出します。(お堀をつくるようなイメージ)
マルチ1
②マルチを敷き、片側の裾をとめます。
マルチをウネの表面に敷いて、片側2か所にマルチ留めを挿して固定します。
マルチ2
③マルチをピンと張ります。
マルチ留めで固定した方とは反対側の裾を持ち、マルチを、たるみのないよう、ピンと張るように引っ張ります。(※マルチにたるみがあると、雨で水が溜まってしまったり、先にあげたおマルチの効果も十分に発揮できなってしまいます)
マルチ3
④マルチの端をとめます。
ピンとマルチが張れたら、マルチ留めで固定します。(2人で作業できる場合は、マルチの四隅を2人で引っ張りながら張るとスムーズです)
マルチ4
⑤マルチの裾を埋めていきます。
マルチの裾を足で踏みながらクワを使って土をかけていきます。土をかけた場所は足で踏み固めて、マルチがはがれないように固定します。四隅の裾を土で囲んだら完成です。(クワが使いづらい場合は、マルチを手で押さえながら、スコップや移植ごてを使って土をかけてください)
マルチ5

【45歳から】始めたい野菜づくり