うどんこ病

病気について

■畑でみられる主な病気
・うどんこ病
葉に白い粉を吹いたような斑点が広がるカビの病気です。乾燥した気候の時に発生しやすくなります。キュウリ、ナス、スイカなど多くの野菜で発生し、まん延すると野菜の生育が悪くなり、ひどい時は枯れてします。うどんこ病の葉を触った手で別の健全な葉を触ると感染してしまう可能性があるので、うどんこ病の葉を触った後はしっかり洗って清潔にする必要があります。
うどんこ病
・べと病
梅雨時など湿度が高い時期に発生するカビの病気です。葉の表面に褐色の斑点ができて、葉の裏にカビが生えます。アブラナ科の野菜、キュウリなどでみられます。
べと病
・つる割れ病、萎凋病
野菜の種類よってに病名がかわり、キュウリなどではつる割れ病、トマトなどでは萎凋病(いちょうびょう)とよばれているカビの病気です。根が褐色に枯れて、葉や茎がしおれ、いずれ株全体が枯れてしまいます。
つる割れ病
・軟腐病
キャベツ、ダイコン、レタス、タマネギなど多くの野菜で発生する細菌の病気です。高温多湿で発生しやすくなります。感染すると葉や茎などがドロドロに腐敗して悪臭を放ちます。
軟腐病
・青枯病
トマト、ナス、キュウリ、ピーマンなど多くの野菜で発生する細菌の病気です。野菜の葉や茎が急にしおれて、回復することなく枯れてしまいます。気温が高い梅雨明けごろに発生しやすくなります。
青枯病
・モザイク病
トマト、キュウリ、ピーマンやアブラナ科の野菜など多くの野菜に感染するウィルスの病気です。葉が縮んで育たなくなったり、葉が濃淡のモザイク状になったりします。基本的にウィルスの病気は感染すると処置ができないため、株ごと引っこ抜きましょう。アブラムシなどの感染経路になるので、アブラムシは積極的に除去する必要があります。
モザイク病
・根こぶ病
ハクサイ、キャベツ、カブなどアブラナ科野菜に発生するカビの病気です。根にコブをつくります。被害にあった株は栄養を吸収することが出来なくなり、しおれて枯れてしまいます。同じように根にコブをつくる害虫のセンチュウと症状が似ていますが、根こぶ病はアブラナ科にしか感染しないため見分けることができます。
根こぶ病
・さび病
梅雨時や秋の長雨など、湿気の高い時期に発生するカビの病気です。畑では主に、白さび病と赤さび病が発生します。白さび病は、葉の裏に白い斑点の病気をつくり、コマツナやカブなどのアブラナ科に発生します。赤さび病は、赤い粉状のものが葉にこびつく病気で、ニンニク、タマネギなどのネギ仲間に多く発生します。
さび病

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