【賃金実態】中高年の賃金実態

【賃金実態】中高年の賃金実態(その2)

●中高年モデルの家計シミュレーション例

上の子供が私立高校に入学する年から収支がマイナスとなり、預貯金の切り崩しが必要となる

今回は、今後給与が上がらない中高年(40~50歳代)サラリーマンがこれから直面する問題について、モデルの家計シミュレーション例を通じて示す。

モデルとしては、次のような標準的なサラリーマンを設定した。

◆家族構成
・夫(本人):45歳サラリーマン、年収750万円(手取り560万円)
・配偶者(妻):42歳パート勤務、手取り年収は100万円
・子供:上が13歳中学生、下が11歳小学生
 2人とも、小学校:公立⇒中学校:私立⇒高校:私立⇒大学:私立を予定
・住まいは、賃貸で家賃14.4万円/月
・預貯金は500万円

公立に比べて私立の学校の学費は2~3倍高い

この45歳サラリーマン・モデルの場合、上の子供が私立高校に入学する年から収支がマイナスとなり、2年後に下の子供が私立高校に入学する年にピーク(マイナス約80万円/年)となる。

マイナス収支は、上の子供が私立大学を卒業するまでの間、7年間続くこととなる。

これは、あくまでモデルでのシミュレーション結果ではあるが、給料が上がらない中高年サラリーマンにとっては、金額の違いこそあれ同じような状況を迎えることは間違いないと言える。

次回は、【賃金実態】中高年の賃金実態(その3)”大企業役職別賃金カーブ”で部長・課長・係長・非役職の年収格差を示します。

Ameba

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