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種のまき方

ウネが用意できたら、いよいよタネまきです。

■点まき
必要な道具:穴あけ器(マルチカッター)・ジョウロ
タネをまく場所に穴をあけます。マルチの穴は専用の穴あけ器(マルチカッター)であけます。点まき
穴のル中に均等にタネを置いたら、指などで1~2cm程度(※)の深さにタネを埋め込みます。タネをまいたら土をかけて上から手やマルチカッターの底を使って鎮圧します。その後、土が湿る程度ジョウロで水をあげます。(※タネをまく深さは野菜の種類により異なります。)
■すじまき
必要な道具:ならし板または支柱・ジョウロ
ウネに溝をつくり、その溝に沿って等間隔にタネをまく方法をすじまきと言います。コマツナ、ミズナ、ホウレンソウ、など葉物野菜の多くがすじまきでタネを植え付けます。一部、ニンジンやカブでもすじまきすることがあります。
ならし板の側面や支柱をウネに押しあてて深さ5mmから1cm程度のまき溝をつきるます。
すじまき
タネが重ならないように2~3cm間隔で1粒ずつ、溝にタネを落としていきます。タネをまき終わったら、溝を埋めるように軽く土をかぶせ、手やならし板を使って土を上から鎮圧します。その後、ジョウロで水をやります。
■タネの種類
タネの種類1
普通のタネ
タネの種類2
ペレット種子
タネの種類3
シーダーテープ

【45歳から】始めたい野菜づくり

 

マルチ張り

マルチとは、マルチング(地面を覆うこと)の略で、野菜づくりの際にウネの表面を覆う資材のことをいいます。
マルチの主な役割は次の通りです。
・雑草防止効果
・保温効果(土壌の表面の乾燥を防ぐ)
・保湿効果(温度を保つ、季節により温度を調整できる)
・病気予防(雨で土がはね返り、植物の傷口に触れ感染するのを防ぐ)
・肥料流亡の防止(雨や水やりで肥料が流れてしまうことを防ぐ)
・団粒構造の維持(雨や水や風などで土の団粒構造が崩れるのを防ぐ)

■マルチの張り方
必要な道具:クワ・スコップ・マルチ・マルチ留め・ならし板・移植ごて
 
①ウネの団粒周りに溝をつくります。
マルチは風で飛ばされやすいので、四隅の裾を土の中に埋めるようにします。まずは、ウネの周囲に、マルチを埋めるための溝を掘ります。ウネ立てとは逆で、土は外にすくい出します。(お堀をつくるようなイメージ)
マルチ1
②マルチを敷き、片側の裾をとめます。
マルチをウネの表面に敷いて、片側2か所にマルチ留めを挿して固定します。
マルチ2
③マルチをピンと張ります。
マルチ留めで固定した方とは反対側の裾を持ち、マルチを、たるみのないよう、ピンと張るように引っ張ります。(※マルチにたるみがあると、雨で水が溜まってしまったり、先にあげたおマルチの効果も十分に発揮できなってしまいます)
マルチ3
④マルチの端をとめます。
ピンとマルチが張れたら、マルチ留めで固定します。(2人で作業できる場合は、マルチの四隅を2人で引っ張りながら張るとスムーズです)
マルチ4
⑤マルチの裾を埋めていきます。
マルチの裾を足で踏みながらクワを使って土をかけていきます。土をかけた場所は足で踏み固めて、マルチがはがれないように固定します。四隅の裾を土で囲んだら完成です。(クワが使いづらい場合は、マルチを手で押さえながら、スコップや移植ごてを使って土をかけてください)
マルチ5

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施肥・ウネ立て

タネや苗を植え付けるために土を盛り上げたものを「ウネ」と呼びます。
ウネを立てる一番の目的は、水はけをよくするためです。
ウネを高くすれば、通気性や水はけがよくなり、土が乾燥しやすくなります。

■施肥・ウネの立て方
必要な道具:クワ・スコップ・マルチ留め・ならし板
 
①ウネを立てる位置を決めます。
ならし板で間隔を測り、ウネを立てる場所を決めます。目印として「マルチ留め」というピンをウネの四隅にさします。
ウネ1
②たい肥や肥料を入れて耕します。(施肥)
ウネの場所に目印をつけたら、たい肥や肥料などを入れてクワで耕します。(※土が硬い場合は、肥料を入れる前にスコップで土を起こし、クワで土を軽く耕しておきます)
ウネ2
③土を盛りあげてウネをつくります。
肥料を全体に入れたら、クワやスコップを使って、ウネの目印の外側から土をすくい、中心に土を寄せて盛っていきます。(お堀をつくるようなイメージ)
ウネ3
④ウネの形を整えます。
ウネが出来たら、ならし板を使ってウネの側面と表面を平らにならして形を整えます。(※ウネの表面がボコボコしていると、マルチを張った時に、雨などで水がたまり、野菜に泥がはねて病気の原因になることがあります)
ウネ4

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肥料について

シェア畑では、化学肥料は使わず、有機質肥料のみを使用しています。
野菜がゆっくり成長して、うまみや甘みを蓄えます。
収穫した後も腐りにくく日持ちがよいらしいです。

■野菜の生長に必要な成分
・炭素・酸素・水素・・・植物がからだをつくるを主要な元素。空気や水から補給する
・窒素(葉肥え)・・・植物の生長に最も重要な元素,葉や茎の生長にかかわる
・リン酸(葉肥え/実肥え)・・・葉や実のつきをよくする元素
・カリ(根肥え)・・・根の生育に欠かせない元素
■肥料は多すぎても少なすぎてもダメ
栄養が多すぎると、病気にかかりやすくなったり、害虫の被害が多くなってします。
逆に少なすぎても、葉や茎が大きくなれず、果実が小さかったり、少ししか収穫できなくなってしまうこともあります。
■元肥(もとごえ)と追肥(ついひ)
野菜のタネまきや植え付ける前の土づくりの時に入れる肥料を元肥、野菜の生長に応じて肥料を与えることを追肥と言います。
■化学肥料と有機質肥料
・化学肥料
微生物などの分解が必要ないため、効き目が早く水に溶けるとすぐに植物に吸収されます。
微生物のエサにならないため団粒構造が維持されにくく、土が硬くなってしまったり、水はけが悪くなってしまうデメリットがあります。
・有機質肥料
土がフカフカの団粒構造になりやすく、野菜が健全に育ちやすくなります。
効き目がゆっくりだったり、分解過程で野菜に害のあるガスが発生してしまうため、1~2週間ほど時間をおかなければならないことがあります。

肥料


【45歳から】始めたい野菜づくり

土について

”土の準備”が大切です。
たい肥や腐葉土、有機質肥料(微生物のエサ)を土の中に入れて耕すことで、土の中にいる微生物が増えて元気になり、土をふかふかに変えてくれます。力仕事ですが頑張りましょう。

■野菜にとって良い土とは
①水はけ、水もち、通気性がある(適度に空気と水分が保たれている)
②土壌pH(酸性~アルカリ性の指標)と栄養バランスがちょうどよい
③多様な微生物(菌類や微生物など)がたくさんいること
土について1
■土を耕す目的
①土の中に空気を入れる(微生物、植物の根は空気が必要)
②土のかたまりを砕くことで、たい肥や肥料をなじみやすくさせる
③硬い土を砕いて水はけをよくする
④土を柔らかくして、植物の根が伸びやすくなるようにする
土について2

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