私の移住判断軸を作る|60代の移住は「戻れること」も条件に

今回のテーマ

これまで、人生後半にどんな暮らしをしたいのかを考えてきました。

温泉。

海。

家庭菜園。

広い家。

家族が遊びに来られる場所。

考えているだけでも楽しくなります。

一方で、生活の便利さや、70代、80代になったときの暮らしも気になります。

すべてを満たす場所を探そうとすると、なかなか答えが出ません。

そこで今回は、「どこへ移住するか」を考える前に、

私は何を基準に移住を決めるのか。

自分なりの「移住判断軸」を考えてみることにしました。

なぜ興味を持ったのか

これまで移住について考えるとき、私はいろいろな条件を並べていました。

スーパーは近いか。

病院はあるか。

交通は便利か。

住宅価格はいくらか。

もちろん、どれも大切です。

でも、あるとき思いました。

便利さを一番に考えるなら、今の暮らしのままで十分なのではないか。

私が新しい場所で暮らしてみたいと思うのは、今とは違う人生後半を楽しんでみたいからです。

家庭菜園をやりたい。

温泉へ気軽に行きたい。

海を眺めたい。

広い家で家族を迎えたい。

そう考えると、私の移住判断軸で最初に置きたいものは、

「暮らしの楽しさ」

なのではないかと思うようになりました。

調べて分かったこと

ただし、60代で楽しい場所が、70代、80代になっても暮らしやすいとは限りません。

車を運転しなくなれば、買い物や病院への行き方も変わります。

体力が落ちれば、家や庭の管理も負担になるかもしれません。

そこで私は、これまで「老後までずっと暮らせる場所を探さなければならない」と考えていました。

でも、本当にそうでしょうか。

60代は、60代で楽しめる場所に住む。

70代、80代になって生活の便利さが重要になったら、便利な都市部へ戻る。

人生の時期によって住む場所を変えてもいい。

そう考えると、移住先を選ぶ基準も変わってきます。

実際に試したこと・今後試したいこと

そこで私が考えているのが、現在の自宅をすぐに売却しない方法です。

調べてみると、「定期建物賃貸借」という制度があります。

一般に「定期借家」と呼ばれる制度です。

国土交通省によると、定期建物賃貸借は、契約で決めた期間が満了すると、更新されることなく契約が終了する仕組みです。

普通の賃貸契約とは、この点が大きく違います。

さらに国土交通省は、転勤などで自宅を一時的に空けるケースについて、持ち家へ戻る時期に合わせて契約期間を設定する活用方法も紹介しています。

これを知って、私の中で一つのアイデアが浮かびました。

今の自宅を残す

一定期間だけ貸す

その間に理想の暮らしを試してみる

自分たちに合っているか確認する

将来、そのまま暮らすか都市部へ戻るか考える

こんな方法もあるのではないでしょうか。

もちろん、実際に自宅マンションを貸す場合には、マンションの管理規約、住宅ローン、税金、賃貸管理などを確認する必要があります。

定期借家にも契約上のルールがあります。

ですから実際に行う段階では、不動産会社などの専門家へ確認したいと思います。

でも、

「今の家を売らなければ移住できない」わけではない。

そう分かっただけでも、私にとっては大きな発見でした。

私の考え

今回、自分の移住判断軸を考えていて、少し考え方が変わりました。

これまで私は、

「老後にずっと住む理想の場所を探す」

と考えていました。

でも、一生住む場所を今決める必要はないのかもしれません。

60代には60代の暮らしがあります。

70代には70代の暮らしがあります。

80代になれば、また優先するものが変わるでしょう。

だったら、その時々で暮らし方を変えてもいい。

私が60代で優先したいのは、

暮らしの楽しさです。

家庭菜園を楽しむ。

温泉を楽しむ。

海へ行く。

広い家で家族を迎える。

元気なうちに、やってみたかった暮らしをしてみる。

そして年齢を重ねて、

「もう少し便利な場所で暮らしたい」

と思ったら、都市部へUターンする。

それも立派な人生設計ではないでしょうか。

私は、そんな柔軟な移住に魅力を感じています。

ChatGPTが調査した事・この記事を書いて整理できたこと

今回ChatGPTに調べてもらって分かったのは、「1か0かではない暮らし方」が制度面でも考えられているということです。

国土交通省は二地域居住を、主な生活拠点とは別の地域にも生活拠点を持つ暮らし方として推進しています。

2024年11月には、二地域居住を促進するための改正法も施行されています。

つまり、

今の家に住み続ける。

それとも完全移住する。

この二つだけが選択肢ではありません。

そして定期借家という制度を活用すれば、条件次第では現在の自宅をすぐ手放さず、一定期間貸すという方法も考えられます。

今回の記事を書いていて、私の移住判断軸に新しく加わったものがあります。

それは、

「戻れること」

です。

少し難しい言葉にすれば、「可逆性」でしょうか。

行ってみる。

暮らしてみる。

違ったら変える。

年齢によって優先順位が変わったら戻る。

人生後半の大きな選択だからこそ、後戻りできない決断にしない。

これは私にとって、とても大切な判断軸になりそうです。

シニアのあなたへ

移住というと、

「今の家を売って地方へ引っ越す」

という大きな決断を想像するかもしれません。

でも、それだけではありません。

今の家を残す。

一定期間だけ貸す。

二拠点で暮らしてみる。

まずは一定期間だけ試してみる。

そして将来、都市部へ戻る。

そんな選択肢もあります。

人生後半だからこそ、

「ここを終の棲家にする」

と最初から決めなくてもいいのではないでしょうか。

元気な60代は、やってみたかった暮らしを楽しむ。

70代、80代になったら、そのときの自分たちに合った場所をもう一度考える。

そんな柔軟な住まい方があってもいいと思います。

まとめ

今回、自分の移住判断軸を考えて、一つ大切なことが見えてきました。

私が移住で最も大切にしたいのは、

「人生後半の暮らしを楽しめるか」

です。

でも、楽しさだけで突っ走るのではありません。

将来戻れる選択肢も残しておく。

つまり、

楽しむ。

試す。

戻れる。

この3つです。

理想の場所を一度で決める必要はない。

人生のステージが変われば、住む場所も変えていい。

そう考えると、移住という大きな決断へのハードルが少し下がった気がします。

そして、今回まで考えてきたことを振り返ると、私が人生後半の暮らしに何を求めているのかも少しずつ見えてきました。

次回はいよいよシーズン1のまとめとして、

「私のセカンドライフ判断軸」

を整理してみたいと思います。